ロシアンブルーのブルーポイントについて

query_builder 2023/07/19
ブログ画像

皆さんこんばんは!

ロシアンブルーオタクのブリーダー大友です。


あっついですねぇ💦


古河市は今日は37度まで上がりましたよ💦


でもそれでもなんとなくワクワクしてきます。


我が家には怪獣兄弟(6歳と2歳の男の子)もいるので、

虫探しや、水遊びなど夏ならではの遊びをさせてあげられる♪という期待もあるのでしょうね。


暑いのは苦手だけど笑


さて、


本日はロシアンブルーから稀に生まれるブルーポイントの子猫について少しお話をしたいと思います。


ロシアンブルーを好きで、少し深く調べたことがある方なら、お目にしたことがあるかもしれません、「ブルーポイント」の子猫。


お耳やお鼻、手先、足先、尻尾の先など、体の先端だけがブルーで、

ほかのところはホワイトの子です。このような子猫は、歴史ある血統を受け継いでいる世界各所のロシアンブルーキャッテリーで生まれる可能性があります。


なぜパパもママもブルーな生粋のロシアンブルーから、このような子猫が生まれるのでしょうか??


実はロシアンブルー、その昔、第二次世界大戦のころに、

個体数が減少してしまい絶滅の危機に瀕したので、血統保持のために、シャム(サイアミーズ)のお力を借りたという歴史があるのです。


シャムはみなさんご存じの通り、体の先端部分のみに色が入っているのがひとつの大きな特徴ですね。界隈ではその色の入り方を、「ポインテッド」と呼びます。


ロシアンブルーにおいてポイント遺伝子は劣勢遺伝です。父母共にその遺伝子を受け継いでいないとそれが発現した子猫は生まれてきません。


そのポイント遺伝子を、長ーい間受け継いできて、たまたま同じ遺伝子を持ったパートナーと出会ったとき、ブルーポイントの子猫は生まれるのです。


そのような組み合わせからの出現率は四分の一と言われていますが、

確率は確率で絶対ではないので、子猫全員がポイントちゃんだったという事例も、全員がブルーだったという事例もあります。


例えば我が家のテンちゃんとジイさんの組み合わせではポイントちゃんが生まれますが、今年4月に生まれた5にゃんはみんなブルーでした。


CFAロシアンブルーにおいては、カラーはブルーのみと決められており、ポインテッドは血統登録やハウスホールドペットクラス(家猫クラス)以外のショーへの参加、繁殖への参加は認められていません。


これはCFAブリーダーなら誰でも順守することが必須である事柄で、これに反するのはCFAブリーダー論理に反することとなります。


ロシアンブルーのポインテッドを故意に繁殖したり故意にPRするのはロシアンブルーという品種の保持に尽力した先輩達の努力を軽んじる行為と言っても過言ではありません。


しかし、ポイントちゃんはただ色が違うだけで、普通のロシアンブルーと同じように健康で、聡明で、愛情深く、当たり前ですが家族として大切にされる権利もあるし、それに値します。


その出現自体はロシアンブルーの歴史の流れの中で自然なことであり、何ら包み隠したりする必要があることとは私は思いません。


一愛猫家なら当然とは思いますが、愛しい我が子達から生まれた子、つまり愛しい孫ちゃん達のような存在です。幸せなご家族に生涯愛されて過ごしてほしいしそうであるように力を尽くします。


・・はい


まあ


うだうだ言いましたが要約すると


ポイントちゃんは故意に繁殖したりPRするべきではありません。

しかし同じようにペットちゃんとして愛される権利があるので同じように優しく温かく見守りましょうね~という理念です^^


ちなみ以下余談ですが、

このポインテッド遺伝子、

「本来の色の上に白色をカバーする」という作業をするのです。


しかし寒さに弱いのですこの遺伝子の作用は。


なので温かいお腹の中から出てきたばかりのときは全身真っ白で、

成長につれて少し体温が下がる体の先端だけに色が出てくるのです。


そして寒い冬には色は濃くなりがち、暑い夏には薄くなりがちなんです~


ブルーの猫は元は黒の遺伝子に、その黒を薄くする遺伝子が合わさりブルーになります。

そこに更に温かい部分を白くするポイント遺伝子が合わさって・・

ということになりますね。


複雑ですが興味深い部分ですね!


時間があったらもっともっと勉強していきたいですね^^


さて長くなりましたが、

お読みいただきありがとうございました!


IMG_4780
----------------------------------------------------------------------

CATTERY KOCOLO


----------------------------------------------------------------------